セキタンザン

人間では行けない絶景の洞窟に、セキタンザンがマクワさんのガイドを受けて探検する話

◆ポケットに玉石突然光が爆ぜて、一瞬にして世界が切り替わる瞬間があった。目の前に現れるのは、スタジアムに立つ強大な敵だったり、山の中でいつも通りの日課を準備して待つ相棒の時もある。はたまた彼の母親の愛情の前であったり、グラデーションのような…

ぷち登山中のセキタンザンとマクワさんが集落のタンドンに襲われたり、助けたり助けられたりする話

枯草を踏む音が響いた。樹と木の間の細い獣道を、大きなザックを背負ったマクワが進んでいく。片手にはストックを持ち、登山用のアウターをしっかり重ねている。天気は良いはずだが、森の中は鬱蒼として薄暗い。ふとマクワが立ち止まって振り返れば、セキタン…

マクワさんがセキタンザンと共に、ヒョウタさんにクロガネを案内してもらう話。

海の向こうは、白雪の中だった。ガラルから飛行機を何便も経由して、更に船便を使い、北方の火山島へと辿り着いた。トレーナーがポケモンと居る事に集中するための小島は、必要最低限の設備しかない。その分質の高いトレーニング環境が整うすばらしい場所だ。…
過去ひとに虐待を受けていたたんどんと、口説き落とそうとするまくわさんが相棒関係になるまでの話

過去ひとに虐待を受けていたタンドンと、口説き落とそうとするマクワさんが相棒関係になるまでの話(特殊設定)

「見つけた、ぼくの……宝石」最近、俺は人間に付きまとわれている。雪山の麓、ひとりで静かに暮らしていたはずの俺は、この男のせいで密やかな日常を粉々にされてしまった。人がやっと一人入れるサイズの洞窟。タンドンの俺にとってはこれでも広いぐらいだ。…